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今を生きる私たちが、未来の子どもたちにどんな千葉を引き継ぐことができるか、一緒に考えることができれば嬉しいです。          


by bakin_yume

チェルノブイリ原発事故から26年

NHKBSで国会東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のチェルノブイリ調査の放送を見ました。
国会東京電力福島原子力発電所事故調査委員会は、
①東京電力福島原子力発電所事故にかかる経緯・原因の究明を行う。
②今後の原子力発電所の事故の防止および 事故に伴い発生する被害の軽減のための施策または措置について提言を行う。
を目的として国会に設置された期間です。
構成メンバーには、元国連大使、元放医研の主任研究官、さらに被害にあわれた福島県大熊町の民間人も加わわっています。

チェルノブイリ原発事故はちょうど26年前の1986年04月26日 当時のソビエト連邦ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所の操業休止中であった4号機が炉心溶融(メルトダウン)後 爆発しました。26年たった今も、半径30㎞は居住禁止区域になっています。
チェルノブイリ原子力発電所跡の周辺では現在でも2.86μSv/hとのこと。放射性物質を含むがれきは ウクライナ政府が処分場を設置し、現在も受け入れているそうです。
また、常時、放射性物質を監視し、湖や川も底に放射性物質が蓄積しているので、徹底的に数値を測って調査を続けているそうです。

先日、チェルノブイリ事故直後に事故処理に当たったリクビダ―トルの証言を見ました。ガンだけでなく、身体のあらゆる部分が病魔におかされ、 精神を病み、捨てられたように亡くなっていく絶望感。家族の証言では、生きながら朽ちていく様子に想像すらできませんでした。

核戦争防止国際医師会議ドイツ支部著によるチェルノブイリ原発事故のドイツのおける被害は、これから日本が向き合わなければならない現実をみるような気がしました。

国会東京電力福島原子力発電所事故調査委員会の目的②に、「今後の原子力発電所の事故の防止および 事故に伴い発生する・・・・」とあります。原発事故は絶対にあってはならないものだと思います。もし、チェルノブイリ規模の事故が起これば、日本人は、何処に住めばよいのでしょうか。
by bakin_yume | 2012-04-26 23:45 | 原発・放射能